Another Abes' room (エッセイ)

あなたのそばにあるもの

投稿日:2018年2月25日 更新日:

先日、お世話になっている女性の社長さんと食事をしている最中、映画の話になった時に「昔、八日目の蝉って映画見たんだけれども最後、みんな泣いてるのよね。私は全然、泣けなかったし、泣いてる人に対して、とても違和感を感じたのよ。なんか気持ち悪いと言うか・・・。でも、その違和感がなんなのかわからないのよずっと。それがなんなのか分析してよ。得意でしょ?そういうの」

その映画を見たことがなかった私は

「それでは、次にお会いする時までに見ておきますよ」

と、その食事を後にしました。

フリーランスで生活している身の私は、ここでバシッと答えをだせば仕事につながる可能性もあるので、早速、見てみました。

 

で、改めてその方とお会いした時に、その事を伝えると

「あ~なるほどそういう事ね。すっきりした」

私が出した答えに納得してくれたので、良かったかなと思っていますが、すぐには仕事につながらないのは、ツライところです。

まぁ、今後に期待という感じですね。

 

フリーランスでいると、こういったやり取りも、全て試されている気がするので、中々ストレスを感じます。明日、全て仕事がなくなり収入が途絶える事も考えられますからね。

ただ、その緊張感やストレスも心地よく感じる事がありますが・・・。

私の事は置いておいて、この女性の社長さんが感じた”違和感”が、パチンコ・パチスロ依存症を克服しようと日々生活している方々が、周りからの見られ方、国やパチンコ業界が行っている依存症対策への違和感になんだか似ていると感じたので少しシェアしたいのと、パートナーや家族がギャンブル依存症になり、その事が原因で様々な傷から自由になるために日々努力されている方に向けて書いてみたいと思います。

 

 

現実主義とファンタジー

 

※少し映画のネタバレ含みますので注意です。

 

「きっと、みんな泣いているのは、薫が受け入れがたい運命を受け入れて強く生きるみたいなところに感銘を受けたからじゃないですかね」

「うん、そうね。それはわかるわ」

「違和感は、”誘拐”という事実は棚にあげていたり、結局、薫が妊娠したのは不倫相手の子なのに、そこは見ぬフリして感動してしまうところじゃないですか?」

「どうゆうこと?」

「いつもは、誘拐だとか不倫だとか道を外れる事をとやかく言うくせに、都合よく感動したり・・・。」

「あ~・・・」

「そこは、いいのかよ!みたいな」

「うん、ツッコミたかった笑」

「それに、一番不幸なのは、薫の母親じゃないですか」

「そうそう、それ思ったのよ」

「社長、現実主義だし、ついつい本質を見てしまうというか・・・」

「そうかもしれないけど、ミュージカルとか好きよ。劇団四季とか見ると感動するのよ」

「ミュージカルは全編、ファンタジーだからですよ。逆にそこは、ごまかしていないというか」

「うん」

「だから、違和感は泣いてる人たちに感じたんではなくて、映画に対して感じたんじゃないですかね。もし家で、DVDとかで見てたら映画に対して違うなと思えてそれで終わっていたと思いますけど、映画館で見てまわりは泣いてるもんだから、対象がブレてしまったんですよきっと。それで違和感として残ってしまったという・・」

「あ~、なるほどそういうことね」

「それに社長、言ってたじゃないですか。浮気で女を不幸にする男は大抵、器が小さいって」

「言ってたっけ?笑」

「言ってましたよ~、なんか前にそれで絡まれましたもん・・・」

「それで、あべさんは浮気するの?」

「な、しないですよ!僕は一筋なタイプです!」

「どうしてこういう時、男の人はウソつくのかしら?」

「・・・。」

「ウソよ。ごめんなさい笑。でもそうね、こういう時、グチを言ったり攻撃するとなんか気持ちの整理つくもんね。私は映画、一人で見に行ったから整理つかなかったのね」

「きっとそうですね。きっと映画に対して不満があったのに、それがまわりの泣いてる人に向いてしまったので、攻撃するわけにいかないじゃないですか」

「そっか、それが違和感として残ったってことね」

「そうだと思います」

「すっきりしたわ」

この後、島工作ばりの立ち回りで、関係を結び仕事もゲットして・・・。となればカッコいいですが、もちろんそんな事もなくでした。

 

現実は甘くないですね(苦笑)

 

パチンコ・パチスロ依存症の苦しみは本人にしかわかりません。

そうではない人からは理解できないのです。

なぜ負けるとわかってて打つのか。なぜ手をつけてはいけないお金に手を出すのか。なぜ借金を繰り返すのか。

その人から見るとその行動が理解できないのです。

理解できない行動が自分に、かかわれば当然、攻撃します。

「なぜ、負けるのに借金して打つんだ?自業自得だろ」

「私の事考えてくれてないの?もうパチンコしないっていったじゃない?」

「おまえみたいなパチンカスしらねぇよ。わかってて、止めれないなんてクズだな」

などなど・・・

パチンコ・パチスロ依存症の人は経験あると思いますが、そうではない人から必要以上に罵声を浴びせられたり、など攻撃される事があると思います。

 

なぜ、攻撃するのか。

受け入れてしまうとそのまま違和感として残ってしまうからです。

その違和感を処理するためには正当化するしかありません。

私は正しい、あなたは間違っている。

こうしなければ違和感として残ってしまいます。

 

もうひとつの秘密。

悪しき物を排除する。

これには快楽があります。

私たちの祖先は集団で助け合う事で生き残ってきました。

その中に一人でも不利益になる者がいればたちまち輪は乱れ、生き残る事が出来なくなってしまいます。

集団の輪を乱す者

規律を守れない者

不利益になる者

そういう者をいち早く発見し排除する事に脳は進化する過程で、そういう行為が快楽になるようにしました。

快楽がある事により、より輪を乱す者を発見したり排除する行為を行うようになります。

 

パチンコ・パチスロ依存症ではない人が、あなたを攻撃する事を止める事は出来ません。

 

あなたが攻撃された時、あなたは違和感を覚えるはずです。

 

「手を出してはいけないお金なのは、わかっている」

「本当は負けるとわかっていても打ってしまう」

「もう行かないと、約束したけど、打ってしまう」

 

助けを求めても、理解されないでしょう。

そしてあなた自身、理解されない事はわかっているはずです。

それは相手のほうが正しい事を、あなたは理解しているからです。

 

相手は攻撃する事で違和感を排除する事が出来ます。

それには快楽も潜んでいます。

 

あなたは、違和感を排除する事はできません。

そこに、快楽もありません。

 

パチンコ・パチスロ依存症の本当に辛いところは、パチンコ・パチスロを打てない事ではなく、あなたの今現在を認めてもらえない事です。大切な人から理解されない事です。

 

 

不幸はあなたの知らないところで育っている

 

あなたの大切な人が、パチンコ・パチスロなどのギャンブルで、二人で築き上げた大切なものを壊してしまう。

ふって沸いたような、不幸にどうしていいかわからなくなったと思います。

一度は許し、「二度とやらない、大切にする」そう固く約束しても、相手は簡単に裏切るでしょう。

あなたは、落胆したはずです。

「何故なんだろう・・・」

「大切にされていないんじゃないか・・・」

「許せない・・・」

そう思っても、現実はせまってきます。

生活

借金

喧嘩も絶えないかもしれません。

「どうしてなんだろう・・・」

それは違和感としてあなたに重くのしかかります。

 

だれかに相談しても理解されないはずです。

「許せない、離れた方がいいよ」

・・・

人によっては、あなたを責める人もいるでしょう。

 

あなたが受けた心の傷はこの先、癒える事は無いかもしれません。

 

せっかく築きあげたものが、壊れてしまったのは、あなたのせいではないはずです。

しかし、今、現実、あなたのそばにあるものは、傷ついたあなたと、築きあげたものを壊した張本人です。

 

あなたの状態がどうあれ、相手の状態がどうあれ、そこにあるものが全てです。

 

 

あなたのそばにあるもの

 

パチンコ・パチスロ依存症に気付き克服しようと努力されている方、家族やパートナーのギャンブル依存症が発覚して、どうしてよいかわからず、絶望している方。

誤解を恐れず言えばそれは不幸だったと思います。

今、そばにある現実に希望を持てなくなっているかもしれません。

ただ、現実はそばにあり、そして生きていかなければならないのです。

諦めても、苦しくても、明日は必ずやってきます。

出会ってしまった不幸にどうする事も出来なかったとしても、やってくる明日は、あなた自身が作る事が出来るのです。

 

今、どうする事もできない違和感はいつかきっと消す事ができます。

 

きっかけは、あなたのそばにあるもの。

 

あなたはあなたでしかありません。

 

大丈夫です。

 

 

 

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