パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-11

投稿日:2018年1月31日 更新日:

でん助のおかげでギリギリ闇金への返済金を用意する事ができました。

そのまま家に戻り疲労困憊の中、布団に入り私はこう誓います。

「もうパチンコはやめよう。借金も頑張って減らしていかなきゃいけないし闇金なんか絶対に手を出しちゃダメだ」

ただ、私はパチンコ・パチスロ依存症です。

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。

いやほとんど実話です。

名前や団体名、組織名等は仮名になってます。

読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

男の悲しさ

昨日の恐怖と緊張感が嘘のような清々しい朝です。

「今日は営業、近場にルート組んで途中で返しにいかなきゃな・・・」

カーテンの隙間から差し込む柔らかい朝日の光で気分良く目覚めましたが、すぐに昨日の事を思い出し改めて体が緊張感に包まれました。

携帯電話のメール着信音が鳴ります。

「おはよう!今日帰り寄るよ、夜ご飯何がいい?」

「おはよう。ハンバーグ食いたい」

何も思い浮かばない時に言うセリフです。

「はーいわかったよ~」

彼女はいつもと同じく強くて優しいです。

闇金への返済金を確認し財布をポケットにしまい込み家を出るといつもと同じ風景がすこしだけ穏やかな気持ちにさせました。

会社に行く道中ぼんやり考えます。

「給料日まで10日位お金ないな、飯とかどうしよう・・・」

 

「おはようございます」

事務所に入るとすぐに3名いる中の一番地味な女性事務員が目に入ります。

その事務員は顔立ちは美人だけど雰囲気は地味で逆にそのギャップが好感が持てて会社の中では人気?がありました。

「あ、あべさん土屋商事の部長さんから連絡きてこの間の話、検討したいから水曜日きてほしいって」

「水曜日?了解。契約いけそうだなぁ」

「なんか先月、今月と調子いいですね」

「ま、まあね・・・。あ、そのハンバーグうまそう!」

彼女の机で開いていたフリーペーパーに出ていた洋食屋のハンバーグを指差します。

「そうココいきたいのぉ。あべさん連れてってよ」

「えっ!?あ、い、いいよ」

「やった!いつ?」

「あ、うーん水曜日とか」

「うん、じゃ水曜日」

この時、私はドキドキしていました。

最初に誘ったのは彼女の方です。

しかもこんな地味な娘が・・・。

きっと自分に気があるに違いません。

こうなると急に彼女が気になってきました。

営業に出る準備をしている間ちらちらと視線を向けてしまいました。

彼女は忙しそうにキーボードを打ち込んだり電話対応に追われています。

異性に興味を持たれている。

この気持ちは男性に自信と優越感を与えます。

「今日は17時頃帰社予定です。営業行って来ます!!」

気がつくといつもより声が大きくなっていました。

 

男は悲しい生き物です・・・。

 

ジャンプ

車を走らせると携帯電話の着信音が鳴ります。

道路脇に車を止め電話にでました。

「もしもし」

「何時に来るんだ?」

闇金からの電話です。

「すいません今日は仕事なので12時にはそちらにいけると思います」

「わかった」

先ほどまでの浮かれ気分が一気に覚めました。

考えてみると水曜日の約束もお金がありません。

全身を覆う絶望感が改めて自分を覆います。

「せっかく良い事があるのに借金があるせいでこんな事になってしまう。借金が無ければいちいちこんな思いにならなくて済むのに・・・」

この時改めて自分に言い聞かせます。

「もうパチンコはやめよう。借金も頑張って減らしていかなきゃいけないし闇金なんか絶対に手を出しちゃダメだ」

 

階段をのぼり闇金の事務所を扉を開きます。

「これ・・・」

「おう、1・2・3・・・7、ピッタリあるなちょっと待て」

「はい」

目の前で借用書を破き奥に消えていきます。

「預かってた車検証とスペアキー返すわ」

「あ、はい」

「それと」

「はい?」

「次からはジャンプ認めてやる」

「?、じゃんぷ??なんですかそれは??」

「うちは10日で5割だ、一回目は全額返金してもらうが二回目からは10日後に利息だけでもいい」

「はい・・・」

「10日後に利息払えばまた10日ジャンプできるってことだ。また借りる時はこい」

「はい・・・」

闇金融の事務所を出ると固く誓います。

「もう、二度と借りない。それになんであんなに上から目線なんだ。あいつらだって借りるやついないと商売にならないだろうが」

そう考えていると急に現実が自分を襲ってきした。

サラ金の支払いもあります。

彼女にも30,000円借りました。

でん助には75,000円返さなければいけません。

電気代、ガス代、水道代、携帯代、家賃に食費などの生活費・・・。

アウトです。

次の給料が出ても、手元にお金は残りません。

残らないどころか足りないのです。

とりあえず考えるのを止めました。

というよりも諦めてしまっただけです。

 

一通り営業を終え会社にもどるとすぐに地味な彼女が目に入ってきます。

「ただいま戻りました」

「おつかれさまでーす」

地味な彼女に視線を向けると帰り支度を始めていました。

朝話した後から一度も視線をこちらに向けてきません。

私自身はちらちらと視線は向いてしまいますが朝のような浮かれた気分にはなれません。

事務処理を終えると時計は19時を回っています。

気がつくと会社には数名しか残っていません。

「お先に失礼します」

闇金融から出た後に覚えた虚無感は相変わらず体を支配しています。

 

家に戻るとすでに彼女が夕食を作っている最中でした。

「おかえり!」

「ただいま・・」

「もぉちょっとで、できるからね!おなかすいたでしょ?あ!?そ・れ・と・も・・(笑)」

「(笑)ばかっ!いいよ、めし、めし」

「笑」

「笑」

「できた!たべよ!今日はすごいよ。洋食屋さんのデミグラスソース的なので作ってみた」

「!?お、おう、うまそう」

「でしょ!」

「いただきます」

「どう?」

「うんうまいよ」

「やったぁ」

「あ、それ・・ふりーぺーぱぁ・・」

「あ、そうそう美容室いこうと思って。フリーペーパーに割引券ついてるの」

「!!あ、あ、そうなんだ・・・」

地味な彼女の机にあったのと同じフリーペーパーを見て急に朝の出来事を思い出してしまいます。

少しだけ目の前にいる彼女に後ろめたさを感じながら・・・。

ただお金はありません。

闇金の事務所を出たとき固く誓ったはずです。

「もうパチンコはやめよう。借金も頑張って減らしていかなきゃいけないし闇金なんか絶対に手を出しちゃダメだ。頑張って立て直すんだ」

でも、そう考えれば考えるほど朝の地味な彼女とのやり取りが頭から離れませんでした。

勝手にこう考えます。

「普通女性の側から誘うなんてよっぽどの事だ。こんなチャンス二度とないかもしれない。しかも女性の誘いを断るなんて男としてどうだろう?」

 

 

「あのさぁ・・・」

「なぁに?どしたの??」

「ちょっとお願いあるんだけど・・・」

 

以上11話終了です。

つくづく女性の防衛本能はすごいですよね。

偶然なのでしょうがこの時はホント焦りました・・・

洋食屋、ハンバーグ、フリーペーパー

すべて彼女に見透かされてる気分でしたね。

もちろん罪の意識はありましたが私は地味な彼女が気になってしまい・・・

この頃の私は若いとはいえ問題ありますよね・・・。

えぇ。女性からの批判はしょうがないです。

こんな人間性がパチンコ・パチスロ依存症を助長したのだと思います。

そしてここはまたまたパチンコ・パチスロ依存症を克服するチャンスでした。

最低ですがまだまだ続きます。

12話↓

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