パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-12

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無事闇金への返済は終わりましたが、まだまだ問題は山積みです。

給料日まではもう少しですが、消費者金融への支払い、電気代、ガス代、水道代、携帯代、家賃、食費などの生活費。そして彼女には30,000円借りました。でん助には75,000円です。 この時点で自分の給料よりも支出が上回っています。

しかも今現在手元には、わずかなお金しかありません。

そんな中、同僚の女性に食事に誘われてしまいます。

舞い上がってしまいすっかり冷静さを失ってしまった私は自分の状況を考えずOKしてしまいます。

いくら誘われたとは言え奢ってもらうわけにはいきません。

一難去ってまた一難です・・・。

消費者金融の限度額はいっぱいです。もちろん貯金なんてありません。

その日の夜彼女との食事中私は声をかけます。

 

「あのさぁ・・・」

「なぁに?どしたの??」

「ちょっとお願いあるんだけど・・・」

 

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。

いやほとんど実話です。

名前や団体名、組織名等は仮名になってます。

読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

 

 

見透かされた嘘

 

「ちょっとお願いあるんだけど・・・」

「・・・。」

彼女の顔が曇ります。

「給料日までもうちょっとお金貸してくんないかな・・・?」

「無理よ・・・お金ないもん。ちょっと前に貸したばっかりじゃない・・・」

「だよな・・・」

「うん・・・」

彼女はそれほど多くの給料をもらっていないのは知っています。

しかし自分のようにギャンブルをするわけでもないですし服や装飾品にお金をかけている様子もなくそれほど派手に遊んでる様子もないので多少の貯金ぐらいはあるだろうと思っていました。

もしそうであれば私が頼めば出すだろうとふんでのことです。

沈黙のまま時間が進みます。

この時私はこのまま沈黙が進み他に話の話題が切り替わるとまずいと思いました。

他の話題に話が切り替わり改めてお金を借りる時の重たい空気を私は避けたいと思いました。

できればこのままお金を借りる約束をしこの雰囲気を払拭したい、そう思っています。

闇金融からお金を借りる時も、でん助からお金を借りる時もこうして彼女にお金を借りる時も 何度経験しても耐え難いこの感覚・・・。

この頃私はこの感覚が日常でした。

この先にある何かのためにこの感覚を感じなければ満たされませんでした。

沈黙を恐れて私が口を開きます

「いやぁ、水曜日にさぁ本社からお偉いさん来るんだよ、おそらくその日は飲み会になると思うからさぁ・・・でもお金ないからやばいんだよな・・・・断るわけにいかないし」

「うん・・・」

「だからさぁお金貸してほしいんだよね」

「いやよ、だって私関係ないし」

「いやそうだけどさ・・・だけど断ればなんか仕事しにくくなるし男ってそういうのが仕事に影響するもんだよ。仕事上手くいってる方が俺も成長できるじゃん!おまえもそのほうがいいじゃん!」

「別に仕事してるまさ君みて好きになった訳じゃないし、もし仕事がどうなろうと私は変わらないよ」

「・・・うん」

何も言い返せませんでした。

彼女は本心を私にぶつけただけですが私は全て見透かされているような気がしてこれ以上話をするのはやめにしました。またこの話題で重たい感覚になることが耐えられなかったのも事実です。

 

「とにかくお金もないし無理よ。それに最近どうしたのよお金の話ばっかじゃない。その時のまさ君、なんだか嫌よ・・・」

 

私は彼女からお金を借りることを諦めました・・・。

 

 

小さなトンネル

 

朝、目が覚めた時、彼女はすでにキッチンに立っていました。

前の日の重たい感覚はすでになく、彼女もいつも通りです。

 

「はい、おにぎり。いるでしょ?」

「うん・・・」

「夕食もつくっておいたから、帰ってきたらチンして」

「あれ?帰るの?」

「うん、掃除もしたいし洗濯もしたいし、いっしょに出るわ」

「そか」

「駅まで送ってよ」

「うん、わかった」

 

彼女を駅まで送る道中ぼんやり考えます。

「水曜日どうしよう。お金もないし断ろうかな・・・」

油断をすると来月の支払いやお金の事ばかりが頭の中を支配します。

考えても答えは決まっています。

すべて支払いすると手元には何も残りません。

一ヶ月頑張った仕事の成果は一日持たずにゼロになります。

しかも次の給料が出たときはゼロではなくマイナスなのです。

自分でもわかっていました。

早急に対策を練らなければいけない状況でしたが私はあえて考えないようにしていました。

対策を実行すると絶対にパチンコ・パチスロを打つことは出来なくなります。

全ての決定の最優先事項はパチンコ・パチスロになっていました。

”とにかく考える事をやめてその場しのぎで何とかする”どんなにそれが間違っていると自分で気付いてもそれをかき消すようになっていました。

 

「ねぇ」

「・・」

「ねぇ」

「・・・」

「ねぇって」

「!?あ、うん、なに?」

「今度、海行きたい。最近全然出かけてないじゃない」

「うみ!?うんそうだな」

「あそこがいい!まだ付き合う前につれてってくれたじゃん」

「あ~、ちいさなトンネル抜けたとこ?」

「うん、あの時ぜったいチュウしようとしてたよねw」

「しっ、してねぇ~よ」

「ぎゃははっ、いや絶対してた。だって、そわそわモゾモゾしてたもん」

「ぜっんぜんしてないし!」

「え~、ここで渦中のあべまさたかさんにインタビューをしてみたいと思います!」

彼女はタオルを丸めてそれをマイクにみたてて顔に押し付けてきます。あきらかに顔をニヤつかせていました。

「あべさん!あべさん!あの時あなたはチュウしようとしてましたよね!しかも超カッコつけてましたよね!どうなんですか!!」

「やめろよ!もーっあぶないよぅ」

「どうなんですかチュウしようとしてたんですか!!」

「しつこいってば、もぉーっ!!」

「ぎゃははっ笑」

「笑」

「きもい~っ笑」

「うるせ笑」

「じゃぁいってらっしゃい。気をつけてね」

「いってきます。気をつけてな」

 

ちいさなトンネルを抜けてその海に行ったのは約一年後になります。

だけどそこに彼女はいませんでした・・・。

 

12話終了です。

今回は比較的ライトな話になりました。

パチンコ・パチスロ依存症になると思考や行動の中心が「打つ」という事になってしまいます。

すでに来月の給料日が来たときには破綻しているのは目に見えていますが、対策を考える事はしません。考えると打てなくなることがわかっているからです。

状況が悪化する事よりも「打つ」事を優先してしまう。

誤解を恐れずにいえば「打たされている」と言ってもいいと思います。

さぁ私はこの状況をどのようにしていくのでしょう?

まだまだ続きます!

 

 

 

 

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