パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-23

投稿日:2018年5月3日 更新日:

洋平がお金を貸してくれたおかげで何とか、お金を返す事が出来ました。そしてもうひとつ闇金融からの「お金貸します」の営業電話。追い込まれていた私はまんまとそれにのってしまいます。すでに闇金の借金は2社元金合計50,000円。利息は10日で5割なので25,000円。合わせると、75,000円です。さらに闇金から借りると・・・・。

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。

いやほとんど実話です。

名前や団体名、組織名等は仮名になってます。

読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

予感

車を現場付近に止めて一息ついている時、携帯電話がなります。

「はいもしもし」

「リッチファイナンスの木村です。審査の結果です。あべさんの情報を色々見させてもらったんですが、3万円までならご融資可能です。」

「ほ、ほんとうですか」

もう、すっかり冷静さを失っていました。もし、今、借りたら10日後に2社の闇金に返済しなければいけません。給料日まで日はまだあるので、返済するあてはないのに・・・。

「はい、しかしあべさんの場合はちょっと状況悪いようなんで、10日間で利息合わせて45,000円の返済ということなら可能です。」

「す、すみません。10日後に45,000円返済なんて、難しいです」

「うーん、もしきびしければ、利息分の15,000円だけでもかまいませんよ」

もうすでに、まともな思考状態ではない私は目の前にある、30,000円がほしくてたまりませんでした。もちろん借金ですが、そんな事はどうでもよく、手元にお金がほしいという欲求に支配されています。

「そ、そうですか。ではお願いします。」

「では、お申し込みに関してなんですが、まず運転免許書のコピーをFAXしていただきます。その後会社に在籍確認取らせていただいて、それが大丈夫であればご融資になります」

「あの・・・書類とか・・・」

「あ、当社はこれだけで大丈夫です」

「そ、そうですか・・・」

あまりにも、簡単に事が進んでいくことに逆に恐怖を覚えましたが、目の前の3万円の方が大事です。

「では、FAX番号ですが、03-○△××-□□○×になります」

「はい、ではすぐにFAXさせていただきます」

「FAX到着後、在籍確認がとれたら、改めてご連絡しますので」

柔らかい物腰で話してはいましたが、明らかに普通ではない感覚に改めて恐怖しました。いままでは、相手と対面するため、その場で並々ならない間隔を覚えていましたが、電話で相手の顔も見えず、話し方も普通なため、一瞬相手が闇金融であることを忘れそうにはなりますが、その奥にある何かが、私の何かに触れました。

とてつもない嫌な予感がしました。体の細胞全てが拒否している感じです。しかし、目の前にある3万円を財布に入れることができる安心感がすべてかき消してしまいました。

すぐに、近くのコンビニにより、指定されたFAX番号に免許書のコピーを送ります。

そして、FAXを送ってから、電話がかかってくる間、全く営業に身が入りませんでした。携帯電話の着信が来るまで、気になって仕方なかったのです。

支払いをしていない時は、携帯電話の着信にいちいちビクついているのに、今度は逆にそれが来なくて、焦っています。

FAXを送って1時間後、携帯電話がなります。一目散に電話にでました。

「もしもし」

「あべさまですか」

「はい」

「FAXと在籍、確認しました。それではご融資します。ですが、時間の関係上振込みは明日の午前中になります」

時計を見ると、14:40を過ぎていました。

「はい、わかりました」

「それでは、お振込先の口座教えていただけますか?」

「はい、○△銀行×□支店・・・・」

「では、入金は本日中におこなっておきますので、明日の午前中には確認できるとおもいます。それと返済は10日後になるので、返済日の前日にかならず電話下さい。電話がない場合や返済がない場合はしかるべき処置をしますのでよろしくお願いします。」

「は、はい・・・」

”しかるべき処置”この言葉を聞いた瞬間、ざわざわとした感触が全身を駆け巡りました。それは掻き消そうと思っても掻き消せません。そして借りてしまった事に激しく後悔を覚えます。

「あ、あの・・・返済する時の振込み先とか・・・」

「それは、返済日の前日にお電話くれた時にお伝えします。あ、それとちょっとおまちください。電話変わります」

「は、はい?」

そう言って替わった電話の声は先ほどとは、うって変わり、只ならぬ雰囲気をかもし出します。

「おう、おまえ返さなかったら、こっちはなんでもやるからな。ぜったい約束守れ」

「は、はい・・・」

急に変わった男の声に驚き、先ほどの丁寧で優しい声とのギャップの落差に体を駆け巡っている恐怖はさらに倍増しました。

そして、恐怖だけではありません。とてつもなく悪い予感が頭の中を支配します。

「ヤバイ・・・これは借りちゃいけなかった・・・」

巨大な恐怖が安心感を超えました。体がガタガタ震えてきます。

どんなに振り払ってもその恐怖はべったりと張り付き振りほどくことはできませんでした。

 

そして悪い予感は当たります。

後にこの闇金融が原因で大きな事件を引き起こすのです。

この時の私は、それがどんなことか知る由もありません。ただただ、悪い予感に全身を支配されているだけでした。

 

以上23話終了です。

当時は一度、闇金融に手を出すとその個人情報が、全国の闇金融に出回っていました。いうならば、闇金融の「カモリスト」です。「無造作に電話してまして・・・」なんて営業電話をしてきますが、そんなことはありません。ちゃんと貸せそうな相手を選んで架けてます。この時、私はそんなこととは知らずにまんまとのってしまったということですね。この「カモリスト」に気付いたエピソードもこの先出てきます。そして巧妙なのは、最初は丁寧に優しくして、安心させてから恐怖を植えつけるという手法ですね。相手も逃げられるとそこで、終わってしまうため、いかに一度掴んだ「カモ」を離さないようにするか必死ということです。この安心させて恐怖させるギャップの使いかたは、ヤ○ザとかのやりかたと同じですね。いがいと効きますこの方法は。私もがっちり落とされました。

まだまだ続きます。

24話↓

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