パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-6

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闇金から借りた5万を二日間で綺麗に溶かし返済日まで残り八日間。

給料日までは約3週間。

彼女から3万円借りる約束しとりあえず一安心の私ですがここからどうなっていくのでしょうか・・・。

 

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。

いやほとんど実話です。

ですので読んでいて気分を害したりする場合があります。

その辺をご了承の上ご覧下さい。

 

 

見えない幸せ

「先、出るね」

「おうっいってらっしゃい」

「行ってきまーす」

昨日あったことなど微塵も感じさせず彼女が先に家を出て行きました。

自分も理不尽に向けた彼女への怒りの感情もすっかり影を潜めています。

闇金で感じた恐怖も、パチンコ屋で感じた絶望感や虚無感もこの時は一切感じることはなく爽やかな朝です。

しかし会社への道のりの中すぐに頭の中は闇金への借金のことでいっぱいになっています。

それを無理やりかき消すように次の立ち回りのことを考えます。

「今日は軍資金ないから無理か・・・」

とりあえず明日からの一週間が勝負です。

「あいつから三万借りて、とりあえず5,000円は手元に残して資金は25,000円。1日当たり平均8,000円勝てばなんとかなるか。大丈夫だな」

相変わらずですがなにも根拠はありません。

会社に着きその日は隣の市まで丸一日外回りの営業でした。

自分で言うのもなんですが営業成績はそこそこ良かったです。

なぜそこが勝負事にむかなかったのか・・・。

数件、営業まわるとあっというまに時計の針は12時です。

「昼飯だな」

近くのコンビニによりお茶を手にして

「あと、から揚げくんとマイルドセブン(いまはメビウスですね)」

「620円になります」

1,000円札一枚の財布を見て少しだけ危機感を覚えながら札をレジに渡しました。

 

車に戻りおにぎりを取り出して一個目にかぶりつきます。

一個目はおかか。

二個目にかぶりつきます。

「おかかやん・・・。かつおと、おかかやん・・・」

 

午後からの営業もこなし気がつけば18時。

「そろそろあがるか」

会社に直帰する事を告げ家路に着きます。

家に着くと19時を少し回っていました。

考えてみると一人でこの時間に家にいるのは久しぶりです。

いつもなら一人の時はパチンコ屋に入店する時間・・・。

考えてみると一人でいる時間をほとんどパチンコ・パチスロに費やしていました。

一人で家にいる時にどういたらいいか忘れてしまっていて何もせずボーっとしていると携帯の着信音が鳴ります。

「20時過ぎには終わるよ。そっちに付くのは21時くらい」

彼女からのメールです

「はいよ」

 

待ち受けに映る彼女との写真を見て一瞬自分の今の状況が怖くなります。

消費者金融への毎月の支払い

8日後に迫る闇金への返済

パチンコ・パチスロ中心の生活。

そのせいで彼女に向き合えない自分

彼女への罪悪感

そのせいで彼女にあたってしまう自分の情けなさ

こんな自は分いやだ早くこの状況から抜け出したいっ!

でも全く先の見えない状況・・・。

 

安心の代償

ピンポーン

「自分で開けて入って来いよ」

「いいじゃん出迎えてほしいじゃん!」

いつもの彼女です。

「そういえば今日かつおとおかか、だったぞ」

「ぎゃははぁっ!私、鮭とサーモンのふりかけ」

「笑」

「笑」

「おまえわざとだろっ」

「ちがうよぉ間違ったのっ」

「笑」

「笑」

 

何気ないやりとりも幸せです。

安心感が優しく二人を包みます。

この雰囲気を作っていたのは間違いなく彼女でした。

彼女の優しさ

彼女の強さ

彼女の私に対する気持ち。

 

「はい」

彼女が財布から3万円を取り出し私に渡してきます。

「お、おう。悪いな。給料出たら返すわ」

「うん」

さっきまでの雰囲気が一変して空気がよどみます。

耐え難い重い空気です。

この雰囲気を作っていたのは間違いなく私でした。

私の不誠実さ

私の弱さ

彼女に対する罪の意識。

 

「じゃあ、いくね」

「えっ!?泊まらないの?」

「うん」

「なんでだよ!おかしいじゃん!」

「なに、怒ってるの・・?」

この時私の全身は恐怖に包まれていました。

まだこの時は、わずかですが少しずつ壊れていく彼女との関係を恐れていました。

色々な事に対する苦しみや不安に耐え切れなくなり、自分に向ける強さもなく目の前にいる彼女に怒りに変えてぶつけているだけでした。

彼女はその小さな体で必死に受け止めているだけです。

 

「怒ってごめん。送ってく」

「うん、ありがと」

帰りの車中も、重い雰囲気のままです。

耐え切れなくなり口を開きます。

「次、休みいつ?いつ来るの?」

「わかんない。来週行くよ。メールする」

「そうか」

いつもとたいして変わらない会話ですが、悪い予感が頭をよぎります。

失ってしまう・・・。

悪い予感が当るのは約一年後です。

 

「じゃねまたね」

「うん、おやすみ」

彼女が部屋のドアを開けるのを見届けた後、家路に車を走らせます。

そしてその途中、改めて不安が襲い掛かってきます。

消費者金融への毎月の支払い

8日後に迫る闇金への返済

パチンコ・パチスロ中心の生活

そのせいで彼女に向き合えない自分

彼女への罪悪感

そのせいで彼女にあたってしまう自分の情けなさ

彼女を失うかもしれない恐怖感

どんなに逃げようとしても不安や恐怖はまとわりついてきて離れることができません。

こんな時、彼女がそばにいればきっと優しく包み込んでくれるでしょう。

しかし一人の私は無力です。

立ち向かう事もできませんでした。

 

しばらく車を走らせ駐車場に車を止めます。

時間は9時半。

 

 

 

「お!?560ゲームヤメのネオプラネット、打てるわ」

 

 

はい第6話はこれで終了です。

もう坂を転がるように落ちていきますね・・・。

完璧なパチンコ・パチスロ依存症の症状です。

ブログの記事でも書いていますが、依存症の人が求めているのは安心感です。

不安やストレスを作っている原因はパチンコ・パチスロなのにそれをかき消すためにパチンコ・パチスロを打ってしまいます。

ほとんどの場合は解消できずに不安やストレスを増大させていきますね。

本末転倒であり、やっていることはマッチポンプです。

パチンコ・パチスロ依存症になるとわかっていても止められないんですよね・・・。

 

 

まだまだ続きます。

 

 

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