パチ依存症克服

パチンコ・パチスロ依存症を作り上げる原因は射幸心ではない!?

投稿日:2017年11月27日 更新日:

パチンコパチスロ依存問題症を解決するため国や警察やパチンコパチスロの組合など色々な対策に取り組んでいますがそのひとつに「射幸心」を抑制するというのがあります。

その一環として2018年2月よりパチンコパチスロの台に関して大幅な規制が行われます。

細かい規制内容に関しては多くのメディアや他のホームページ、ブログなどで紹介されていると思うのでここでは省略させていただきますが簡単に言うと出玉性能が大幅に引き下げられてしまいます。

主な表向きの理由としてパチンコパチスロ依存症対策のために、出玉性能を大幅にダウンしています。

言い分としては「出玉が出なければ、依存するほどパチンコパチスロに投資しないだろう」「過剰な出玉が出るような射幸心を煽ることがなければセーブできるだろう」ということです。

確かに新規にパチンコパチスロの顧客が依存症になる可能性は減っていきますが、今現在パチンコパチスロ依存症で苦しんでいる方には何も効果がないと私は思っています。

規制後にパチンコパチスロを初めて打つ人は投資金額に対してこれぐらいしか勝つ可能性がないならリスクが高すぎるのでもうやらないという判断ができますが、すでにパチンコパチスロ依存症の人は出玉が少なくなっても、自分自身でこれ以上打たないという判断と行動はすでにできなくなっています。

パチンコパチスロ依存症の原因と要因に出玉(どのくらい勝てるか)という部分もありますが 多くの部分は台の過剰な光やギミックによる演出で作り上げられていくものです。

今回はどのようにしてパチンコパチスロ依存症が作り上げられていくのか考えてみたいと思います。

少し難しい部分も出てきますが理解するためにちょっとだけ我慢して読んでみて下さい

 

 

ギャンブルにはまりやすい遺伝子

パチンコパチスロ依存症は脳内で行われている神経伝達物質の異常分泌や精神や行動心理の病気です 。

原因には人それぞれの性格や本人の持つ遺伝子がパチンコパチスロなどギャンブルに依存しやすいという性質も確かにありますが、どんな人でもなる可能性はあります。

むしろ遺伝子に関して言えば日本人はむしろギャンブルにはまりにくいと言う遺伝子を持っている人の方が圧倒的に多いです。

この遺伝子はセロトニントランスポーターという遺伝子なのですが これには種類があります。

セロトニントランスポーターLL型セロトニントランスポーターSS型です 。(厳密にはSL型というのも存在します)

本来ギャンブルにのめり込みやすかったり依存症になりやすいのは LL型を持つ人なのですが、日本人の中には3%しか存在していません。 (ちなみに欧米やアフリカでは30%から40%の人が LL型です)

LL型の遺伝子を持つ人はは陽気だったりラテン系だったり、危険やリスクよりも賞賛やリターンを重視します。

逆にSS型の遺伝子を持つ人は 万が一に備えて備蓄をしたり成功例に学んでその通りに行動したリスクある大きなリターンよりも 、確実で安全な方法や行動をとります。

日本は島国で災害や天災も多く、 農耕で栄えた歴史もあり万が一のために常に備えをしておく民族で、それらの人が生き残ってきたのでこのようになったのでしょう。

今現在世界的に見ても貯蓄率が高いのも頷けると思います。

以前の記事でも書きましたか(パチンコ・パチスロ依存症は治らない?)通常の脳の状態であれば「これ以上お金は使ってはいけない」という単純で簡単な判断をし行動できるはずです。

これがパチンコパチスロになると途端に正常な判断と行動ができなくなります。

 

と考えるとパチンコパチスロ依存症は「射幸心」や「いくら勝てるか」という刺激よりも 、台の光や役物のギミックなどの演出で作り上げられていくものなのです。

 

パチンコパチスロ依存症が作り上げられていく流れ

パチンコパチスロ依存症が作り上げられていく流れはどうなっているかですが、まずパチンコパチスロ依存症の要因の一つとして脳内物質の異常分泌というのがあります。

パチンコパチスロを打っている時に分泌されている脳内物質には主に以下のようなものがあります。

 

ノルアドレナリン・・・興奮、緊張

セロトニン・・・安心、幸福感

βエンドルフィン・・・快楽、鎮痛

ドーパミン・・・快感(不快感を消す)やる気がでる

 

これらの脳内物質がパチンコパチスロを打っている間に分泌されています。

 

パチンコを打つ直前・・ノルアドレナリン

 ↓

パチンコを打っている最中・・ドーパミン

 ↓    ↑

ーチなどで演出が出た時・・ βエンドルフィン、ドーパミン

 ↓    ↑

大当たりした時・・βエンドルフィン

 ↓     ↑

大当たりラウンド中・・セロトニン

 

パチンコパチスロを打つ前は勝つことを期待したり楽しむことを期待したり逆に負けることをかき消すためにノルアドレナリンが分泌されます。

打っている間、通常時はドーパミンが少しずつ分泌されていきます。

途中リーチなどで大当たりの期待が高い演出(「激熱」や「魚群」等々)が出るとβエンドルフィンが分泌され当たらなければ元に戻りこれを繰り返します。

派手な光や役物で演出されると脳はドーパミンやβエンドルフィンを過剰分泌します。

そして大当たりするとセロトニンが分泌され、打っている最中はこれを繰り返します。

 

それぞれ分泌された脳内物質は一度、受容体で受け取るのですが分泌された脳内物質が多ければ自然と大きくなります。

最初は小さい器がパチンコ・パチスロを繰り返し打つことによってどんどん大きくなります。

しかし一度大きくなった受容体は小さくなりません。

そしてここがパチンコ・パチスロ依存症を作り上げる肝なのですが器が(受容体が)ある程度満たされていないと脳はこれらの脳内物質を分泌させる行動をさせる命令を出し続けます。

これらの脳内物質は生きていくためには絶対に必要な物です。

ある程度受容体が満たされていなければ危機と判断して分泌させる行動しろと命令するのは必然なのです。

本人の意思や社会的善悪やモラルは判断していない脳の部分が命令を出しています。

パチンコパチスロ依存症の人がどんなに決意しても止められなかったり、子供を放置してまでも打ってしまったり、犯罪を犯してしまうのはこういった理由があるのです。

 

依存症対策は射幸心や出玉では無い

このような理由から本当の意味で依存症対策の規制をするならば私は射幸心や出玉に関する規制よりも、まず台の演出面だとと思います。

当然パチンコパチスロを打つときは大当たりすることや勝つことを期待します。

最近の台の傾向として音や光や役物の動きなどで大当たりを期待させますがその演出の頻度も多くまた 大当たりする演出の期待度も著しく下がっているみたいです。

演出の音や光や役物の動きが派手であれば派手であるほど目や耳から入る刺激が強くそのぶんドーパミンやβエンドルフィンの異常分泌に繋がります。(その昔テレビアニメで幼児が気絶してしまうという事件がありましたが、急激な光や音はそれだけ脳に影響があるのです)

 

出玉がどんどん規制されればメーカーは演出面を派手にするというのはわからなくもないですが、結果パチンコパチスロ依存症を助長しているだけだと思います。

 

実際私が依存症を克服した際にはこの部分も重要なキーポイントのひとつになっていたのは事実です。

これに気付かなければ重度のパチンコパチスロ依存症の私は克服できずにまだ苦しんでいたかもしれません。

 

 

まとめ

日本人は本来ギャンブルで身を滅ぼしやすい遺伝子を持つ人は少ないです。

滅ぼしやすいどころかむしろ逆で、何かあった時のために堅実にリスクを取らず生きていくタイプの人が多いはずです。

それなのに社会問題化するほどパチンコパチスロ依存症で多くの人が苦しんでいます。

パチンコパチスロ依存症はそういう資質が持った人がかかる病気ではなく、少しずつ作り上げられているものだということを理解しなければならないと思います。

それを作り上げているのは出玉や射幸心ではなく一番はパチンコ台パチスロ台の演出面だと思います。

このブログでも何度も言っていますが出玉性能を規制したところで、今現在パチンコパチスロ依存症の人は絶対に救われません。

むしろ使うお金は大して変わらなく出玉が少なくなるのですから問題はひどくなる可能性を含んでいます。

射幸心を煽られようが煽られまいがパチンコパチスロ依存症を克服できない人はこれからも打ち続けるでしょう。

国や警察やパチンコ組合などが依存症対策を考えているのならば上辺だけの規制ではなく本当の意味で根本から考えていただきたいなと願います。

 

 

 

 

 

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