パチンコ依存症・パチスロ依存症は、性格や意志の強さなどとは関係なく、れっきとした脳の病気です。しかもパチンコ依存症になると完治は、ほぼ不可能です。もちろん依存症を克服したり依存症の状態から回復することは可能ですが、正しい知識と行動が必要になります。その中でもパチンコ依存症・パチスロ依存症がさらに進行してしまう、やっていはいけない行動と、考え方があるのでそれを避けなければいけません。
今回は、パチンコ依存症・パチスロ依存症の方がついつい無意識やってしまう行動と考え方を書いてみますので、これを参考にパチンコ依存症・パチスロ依存症克服に役立てて下さい。
厳禁!パチンコ依存症がひどくなる行動
パチンコ依存症・パチスロ依存症は、パチンコに対して自分の意志では止められなかったりなど、コントロールできない状況になってしまいます。克服には普段からこれを踏まえて行動することが大切になりますが、依存症を進行させてしまう行動があるので、そうしないように普段から意識してコントロールするようにして下さい。
生活費や手を出してはいけないお金を使ってしまう
パチンコ依存症・パチスロ依存症を克服する為には、「禁パチ」は必須ともいえますが、パチンコ依存症の病気の症状として、スリップしてしまうのはある種、必然ともいえる症状です。
そこで、また改めて依存症克服を決意し、同じ失敗を繰り返さない対処や対策を考えれば問題ありませんが、スリップする時に家賃や光熱費などの生活費や支払いのお金を使ってパチンコ・パチスロを打つのは、お金の問題や悩みを増やすだけではなく、さらに依存症を加速させる原因になります。
これを防ぐ為に生活費など支払いは給料が出た時にまず先に支払うことが出来る対策をとったりすることが大切です。
パチンコ依存症を克服するためには、辛いことや苦しいことも出てきます。立ち向かう為にも「心の健康」と「体の健康」は必須になります。その基盤となる「衣食住」は必ず確保するようにしてください。
パチンコ・パチスロを打つ為に借金をする
これも上記の生活費や手を出してはいけないお金をパチンコに使ってしまう、といういことと同じく、お金の問題や悩みを増やすだけではなく、依存症を加速させてしまう行為になります。
借金をしてパチンコなどのギャンブルをするだけで、ドーパミンやβエンドルフィンの過剰分泌につながるのです。そうすると依存症の状態はさらに悪化していきます。
食事をとらない
衝動的にスリップしてパチンコを打ってしまい、お金が無くなってしまうと食事が出来ない状態になることが多くなります。しかしこれは依存症がひどくなる行為そのものです。空腹をそのままにしておくと、脳はそれだけで「危機感」を感じてしまいます。これも脳にとっては悪影響で脳内物質の異常分泌や分泌を促す状態になり、依存症は加速していくのです。難しい状況なのは理解できますが、食事は必ず確保し、取るようにすることが大切です。
外に出ない
パチンコ依存症を克服する為に禁パチをすると、何をしてよいかわからず、また休みの日などは外に出るとパチンコに行ってしまうのを恐れ、部屋に引きこもり、外に出ない状態になります。
しかしこれは依存症を加速させてしまいます。パチンコを打っていた時は、打つだけでドーパミンやβエンドルフィン、セロトニンなどの脳内物質を出しまくっていました。要は興奮したり、緊張したり、安心したり、幸福を感じていたのです。
部屋に引きこもり何もせずにいると、これらがなくなり脳は常にこれを求めている状態になります。そうなるとこれを辛く感じたり、逆に鬱状態になってきたりするのです。これが長く続けばスリップしやすくなり、依存症が加速していくということです。
これを避けるためには、なんでもいいのでチャレンジしてみたり、体を動かしたりすることが大切です。どうしても何もなければ、天気の良い日に散歩するだけでもOKです。
脳は太陽の光を浴びるとセロトニンの分泌を促します。散歩するだけで「安心感」を得ることが出来るようになります。
意識して変えることが大切!パチンコ依存症がひどくなる考え方
パチンコ依存症・パチスロ依存症に立ち向かっていく為には、考え方を意識して変えるようにしなければいけません。はじめから完璧に変えることは難しいと思いますので、少しずつ変えて「気がついたら変わってた」とい状態がベストです。
自分を責める
特にスリップした時には、「なぜパチンコに行かないと決めたのにいってしまうのだろう・・・」「自分はダメ人間・・・」「意志が弱いのは自分のせいだ・・・」など、自分を責めてしまいます。これは依存症を克服する為には、絶対にしてはいけない考え方です。
失敗は誰にでもどんな時にも起こります。ましてやパチンコ依存症の人にとって、スリップは病気の症状です。
自分を責めてしまうと、思考はそこでストップしてしまいます。大切なのは次に失敗しないようにする為には、どうすればよいかを考えることです。パチンコ依存症・パチスロ依存症は認知されているとはいえ、まだまだ他人からは感覚的に理解されません。であれば自分自身が現状の自分を受け止めて、理解してあげるべきです。
大切なのはやってしまったことではなく、これからどうしていき、どれだけより良い自分を実現するかになります。
失ったものを取り返そうとする
失ったものを取り返そうとしたり、それを悔やむとパチンコ依存症はさらにひどくなります。残念ですが、大切な人であっても、大切な時間であっても、大切なお金であっても、それを取り返すことはできません。綺麗さっぱり諦めましょう。
取り返せないものを取り返そうとしたり悔やんだりしている時間は、不可能なことを考えている時間です。その間に依存症は進行していきます。この時間は自分にとってプラスになりません。私もそうでしたので気持ちは痛いほどわかりますが、少しでもこれからの自分を考えることが大切になります。
罪の意識を感じ続ける
あなたがパチンコ依存症になったおかげで、知人や友人、家族や大切な恋人など、たくさんの人に迷惑をかけてしまったかもしれません。パチンコ依存症は病気ですが、やってしまったのは確かに自分です。その事実は変えられません。
そのためあなたはその人たちに対して罪の意識を感じて、償おうと考えているでしょう。
しかし今現在のあなたはどうすることも出来ないはずです。ですのでひとまず過去の自分の行動に、罪の意識を感じるのは止めて下さい。罪の意識を感じている内は何も変わりません。あなたは変わらなければいけないのです。
もし唯一、償いがあるとすれば、それはあなたが依存症を克服して、より良い自分になっていることになります。今はわからないかもしれませんが、このことに気付くことが出来る時期が必ず来ます。
まとめ
パチンコ依存症・パチスロ依存症がさらにひどくなる行動や考え方をいくつか挙げてみました。おそらくこれを読んでいる多くの依存症の方があてはまっているはずです。
しかし、このような行動や考え方を続けていると、パチンコ依存症・パチスロ依存症から回復したり克服するのはとても難しくなります。
急に全てを改め、明日から行動や考え方を変えることは難しいですが、一つずつ、少しずつ取り入れて前に進んでほしいいなと思います。
たとえ今現在、どんな状況でも大丈夫です。一歩ずつ進めば今の辛さや苦しみは必ずなくなり、幸せな日々がまっているはずです。
これを読んでいるパチンコ依存症・パチスロ依存症の方が一日も早く依存症を克服して、より良い幸せな日々を過ごせることを願っています。
これはパチンコ依存症だった私が、依存症を克服し実際に起こったこと、感じたことが書いてあります。今苦しんでいる方は是非参考にしてほしいと思います。大丈夫です。克服した先には今の苦しみは残っていません。↓
ランキング参加中です!応援宜しくお願いします。
↓ ↓
にほんブログ村