パチ依存症克服

パチンカス(依存症)の人が求めているのは興奮ではなく安心感

投稿日:2017年9月16日 更新日:

パチンコ・パチスロは短時間でお金を得られたり大当たりの時の興奮がやめられない原因と思われがちですが、それだけではなく「安心感」も大きな要因の一つです。

むしろ興奮より安心感の方が大きいかもしれません。

パチンコをやっている人の脳内物質の状態を 調べて実験した結果があります。その結果は大当たりの時、脳は安心感を得られる物質が出ていました。

依存症はむしろ興奮より安心感を求めていることが依存症克服を難しくしている事がわかります。

パチンコ・パチスロを打っているときに脳で起こっている事

まず、リーチがかかると脳は「大当たりするかもしれない」と興奮、緊張し「ノルアドレナリン」を放出し「アドレナリン」が生成されます。これらの物質は体を緊張状態にさせたり、興奮状態にさせるように作用して、役物のギミックや音、光などが重なるとさらに高い効果で作用していきます

そしてそのリーチが大当たりすると「βエンドルフィン」という物質を放出します。

アドレナリンが放出されると心拍数が上がり体が興奮状態になり、大当たりした後に脳に放出されるβエンドルフィンが出ると安心感、安堵感を感じるようになるのです。

このβエンドルフィンは「脳内麻薬」 と言われるもので体を落ち着けたり、ほっとしたり、痛みを和らげたりする効果があります。またこのβエンドルフィンはモルヒネと同じ役割をし、鎮痛効果にいったっては6倍以上の効果があるほどです。

βエンドルフィンの効果でわかりやすい話しで言うと、マラソンなどで長時間走り続けている時、体が痛みや疲労感を感じてくると脳はこのβエンドルフィンを放出して痛みや疲労感を和らげてくれます。

そして走り続けてる間はβエンドルフィンが放出され続けますがある時点から「快感」に変わります。

これが俗に言う「ランナーズハイ」というやつです。

一度「ランニング」や「マラソン」にはまってしまうと、やり続けてしまうというのはβエンドルフィンの影響が大きいと言えます。

パチンコ・パチスロ依存症の要因の一つとして、この脳内麻薬「βエンドルフィン」を脳が欲していてコントロールが効かない、状態というのがあるのです。

そしてアドレナリンやβエンドルフィンなど脳内物質は放出されてすぐに全身に駆け巡るのではなく一度受容体に放出されます。

そして血液に運ばれ全身を駆け巡っていくのです。その受容体は放出されればされるほど、どんどん大きくなっていきます。一度大きくなった受容体は小さくなりません。

脳は受容体にβエンドルフィンが足りなくなってくるとそれを求める指令を出します。

パチンコ・パチスロ依存症の人はこの受容体が大きくなっており、受容体が大きいと脳は「足りない」と感じる頻度が増えるためこれを求めてどんどん指令を出し続けます。

そしてパチンコでは大当たりのラウンド中、パチスロではボーナスを消化中などに、「セロトニン」という物質を放出します。また勝って換金所に行き、お金を得た時にセロトニンを放出しているのです。セロトニンが脳を駆け巡ると、安心感や安堵感を感じ体全体で幸福感を感じることができるようになります。

よくパチンコ・パチスロを打つ人が言う「脳汁」とは、ノルアドレナリン、アドレナリンが出て体が緊張状態興奮状態になり、大当たりしてセロトニンが放出され、安心感、幸福感を得た時にその落差の部分が「脳汁が出た」と感じる所になります。

これが、パチンコ・パチスロを打っている時に脳で起こっていることになります。パチンコ依存症・パチスロ依存症は、常にこの状態を脳で求め、それをコントロールすることはできません。

人間が生きていくためには脳が全て指令を出しています。脳が全て体を支配して行動やそれらを動かしていると言っても過言ではありません。

パチンコ・パチスロ依存症の人が自分の意思でパチンコパチスロを辞めようと思っても止めることができないのは このためです。

依存症がパチンコを止められないのは脳のせい

自分を責めないで

よくパチンコ・パチスロをやらない人が「なぜ負けると分かっていて打ち続けるの?」とか 借金をたくさん作ってしまい、家族に「もうやらない」と約束しても、少しするとまた以前の様にパチンコパチスロに通い続けてしまうのもある種、しょうがない事であり必然でもあります。

意志が強い弱いとかダメ人間クズ人間とか関係なく一度依存症になってしまうと 、どんな人であっても自分一人の意思では、ほぼどうすることもできないのです。

「βエンドルフィン」は脳内麻薬だとか脳内モルヒネと言われます。

鎮痛効果で言えばモルヒネの6倍以上の効果があるといわれています。脳内麻薬というので、なんだか少し怖いように思いますが、人間が生きてく上で大変重要な物質になっています。

「ほっとする」「落ち着く」「安心感」は 生きてく上で非常に重要な一つです。

常に興奮状態、危険な状態、痛みのある状態では生きていくことができないので脳がこれを求めるのは避けられないことです。

他にも「ノルアドレナリン」「セロトニン」等、 脳内物質や神経伝達物質がありますがこれらを制御して生きてく上でバランスよく働かせるのですが、依存症の原因としてこれらの物質の異常分泌が大きく関わっています。

「意志が弱い」「だらしない」などの性格とは別次元の話です。

依存症はれっきとした脳や神経の病気なのです。

ですのでパチンコパチスロ依存症の人は 絶対に自分を責めないでください。

今の状況を自分のせいにして自分を責めないでください。

自分を責めるよりも、この先どうしていくかを考えることが重要です。パチンコ依存症は病気であり、スリップしてしまうのは病気の症状だからです。たしかに他人は感覚的にこれを理解はしてくれません。これは仕方のないことです。しかしせめて自分は理解してこの事実をうけとめましょう。そして一歩ずつ進みより良い自分に近づいてください。

スリップしても自分を責めないで

まとめ

最近ではパチンコ・パチスロ依存症は人々にかなり認知されてきています。しかしまだまだ理解されるまでにはまだまだハードルが高く、感覚的には「心の弱い人」「だらしがない人」という印象をもたれることも多くそれが故にパチンコ依存症を克服する足かせになっていることも多くあります。またパチンコ依存症当事者である人も知識が乏しく、自分を責めてしまうことが多くなり克服にストップをかけています。

少しでも依存症のことを理解して、一歩でも克服や回復に向かうことはとても大事なことになります。最近の依存症対策は、たくさんの団体や個人の働きかけや行動で国をあげて取り組むようになってきていますが、依存症では無い人にとってこの問題に正面から向き合えるひとはまだまだ少ないと言わざる得ません。ですので、すこしでもパチンコ依存症をはじめとしたギャンブル依存症のことを理解し、前向きに一歩ずつでも進むことがとても重要になってきます。

これを書いている私自身も重度のパチンコ依存症・パチスロ依存症でした。本当に身も心もボロボロになり、借金をたくさん作り、周りに迷惑をかけ、大切な人を失い、そして自分を失ってきました。それでも何とか自分と向き合い少しずつ前に進んできてパチンコ依存症を克服し今これを書いています。

ですので、今現在パチンコ・パチスロで苦しんでいる方も必ず大丈夫です。少しだけ勇気をだして、克服に向けて一歩踏み出す決意をして下さい。そこからがより良い自分へのスタートになります。

パチンコ依存症・パチスロ依存症は必ず克服できます。そして大きな安心感があなたを包むでしょう。今の苦しみや辛さは必ず喜びに変わるはずです。

 

パチンコ依存症・パチスロ依存症克服を決意してまず気になるのは「お金」のことだと思います。お金のことで苦労しないために是非こちらの記事も読んでみて下さい。

 

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