パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-124

投稿日:2020年12月6日 更新日:

ミィからの思いがけない一言でさらに追い込まれ、状況がさらに悪化していくのを感じます。その度に上手くやり過ごしてきましたが、もう逃げることはできません。

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。
いやほとんど実話です。
名前や団体名、組織名等は仮名になってます。
読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

絶望へ

遠くに見える信号機がぼやけて、周りのきらびやかな光も暗くダークな風景に変わっている気がしました。

「先月くれなかったでしょ?明細・・・」

「あ、あ、うん・・・。ごめん、捨てちゃったのかな・・・」

「今月は忘れないで渡してね」

「わ、わかったよ・・・」

もちろん、渡すのを忘れたり、間違って捨ててしまったのではありません。

増えた借り入れ可能額を限度額いっぱい引き出したのと、返した借入元金を引き出したため渡せなかっただけです。

追い込まれた気持ちがさらに増幅されていきます。

その後、少しだけ会話がありましたが、上の空でした。

部屋に着き、ミィが食事の支度を始めるために、すぐに着替えを始めます。

今までは、普通に見える範囲で平気で着替えていましたが、最近はできるだけ離れた位置まで移動して、電気を暗くして私から見えないように着替えていました。

その風景にも徐々に孤独感を感じます。

着替えを済ませたミィがキッチンに立つのを見て、不意に気持ちの奥で、もうすぐ日常ではならない予感がします。

「な、なにか手伝おうか・・・」

「いい」

そっけない返事がさらに私の気持ちを追い込みました。

最近は些細なことでケンカも増えています。

致命的なものでは、ありませんがお互いの距離感がはなれているのを感じました。

一緒にいる時間が少ないことも原因のひとつでしょう。

ミィとの時間よりも、パチンコ・パチスロを優先しています。

ましてや負けがかさみ、闇金にも手をだしている現状です。

私自身はミィに対しての罪悪感から無意識に距離をとってしまい、彼女はそんな私を敏感に感じ取り無意識に距離をとっているのでしょう。

2人の関係が確実に終わりに向かっていることを感じました。

私の中に失うことの恐怖が渦巻いてくるのを感じます。

しかし、なす術がありません。

とりあえず目の前にある問題を解決するしかありませんでした。

そのためには、なんとしても、ミィにはばれないようにしなければいけません。

給料を大部分を返済に充てればなんとかなりそうですが、私には闇金の借金があるのです。

自分の支払いもあります。

どう考えても足りません・・・。

絶望的な状況に、私の思考は全てストップしました。

「まさくん。おいしくなかった・・・?」

「い、いや、そんなことはないよ・・・。なんで?」

「ぜんぜん、美味しそうじゃないもん・・・」

「あ、う、いや、ごめん・・・そんなことないよ。美味しいよ」

いつもは甘口のマーボ豆腐が辛口になっているようでしたが、まったく味を感じませんでした。

翌日、会社をでた私は、真っ先に銀行のATMに向かいます。

開店前にはすでに5,6人の並びができていました。

列の最後尾にならびます。

10台ほどのATMがならんでいるのですぐにお金を下すことができました。

車の中で支払いをどう振り分けるか考えます。

まず、大切なのはミィの支払いと闇金です。

しかし手元にあるのは19万円。

自分の消費者金融の支払いもあるので足りません。

しかし闇金だけは、払わなければと無意識に答えを出します。

一日でも遅れれば、どうなるかわかったものではありません。

そのイメージが頭から離れず、やがて恐怖に支配されていきます。

私はとりあえず、闇金全てをジャンプして支払うことを選択しました。

今日の支払い1万5千円。

そして明日の支払いが2万5千円が2社で合計5万円です。

そうすると残りは13万円ですが、ミィのカードから勝手に引き出した10万円と借入可能額いっぱいまで借りた約3万円があるので利息を考えると足りません。

さらに、自分の消費者金融への返済や、駐車場代、携帯代などもあります。

ミィに生活費を渡す必要もあるでしょう。

私はさらに大きな絶望を感じます。

今まで給料日に支払いを済ますと、手元にお金が残らないことに絶望を感じていましたが、それでも全ての支払いは済ますことができました。

しかし今月は全く足りないのです。

全身の力がスゥーっと頭の先から抜けていくのを感じます。

それはやがてさらなる苦しみに変化していき、私の中から正常な思考を奪っていきました。

とりあえず、闇金の支払いを済ませ、明日支払う闇金2社に電話をします。

2社共に明日の支払いの予定でしたが、今日支払う旨を伝えます。

とにかく闇金に対する恐怖や苦しみを、とりあえずでも消したいという無意識の行動でした。

電話をかけた後、明日支払うはずの闇金をジャンプし、振込みで支払う闇金の口座にお金を振り込みます。

残りの金額13万円。

これをどう振り分けして支払うのがベストかわかりません。

しかし、自分の消費者金融もミィのカードもATMで支払いが可能です。

時間の猶予はあります。

私は、とりあえず仕事が終わってから考えようと思いました。

手元には13万円という現金があります。

だけどそのお金は、あって無いようなものです。

そこからは、抜け殻のような気持ちのまま仕事を続け、夕方までの時間をやり過ごします。

タイムカードを押し、会社を出て改めて駐車場に向かうまでの間、無意識に携帯電話を取り出し、メールを打っていました。

「ミィ、おつかれさん。今日は残業で直接バイトにいくから先に帰って。ゴメンな」

 

124話終了です。

 

あともう少し続きます。

125話↓

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