パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-126

投稿日:2020年12月20日 更新日:

とりあえず、闇金の支払いを済ませ、手元に残った13万円。ミィの返済金と自身の支払いのためにまた、勝てる根拠のない勝負にでます。その先に潜んでいる地獄など知る由もありませんでした。

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。
いやほとんど実話です。
名前や団体名、組織名等は仮名になってます。
読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

迫る黒い霧

最初は、支払いのために勝負に出たはずの行動も、今はただ、コインを入れレバーを叩きたいだけです。

ボーナス図柄が揃い、至福の時が起こることに支配されています。

勝ちを意識するなら打ってはいけない台も、財布に入っている”13万円”という金額が私の判断力をさらに鈍らせました。

1万円札を財布から取り出す時もいつもの緊張感がありません。

夢中でレバーを叩き、演出に一喜一憂しながら進む時間がなんともいえない気持ちを作り出していました。

気がつくとゲーム数は400ゲームを超えています。

投資金額も2万円目に突入していました。

ドットに”WIN”の文字が表示されたゲーム数は780ゲーム、投資金額は2万2千円です。

7図柄を狙い、リールを止めていきます。

”左””中”とストップボタンを押しテンパイさせます。

「たのむっ!ビッグでっっ!!」

ズルリ・・・。

無情にも7図が滑っていき、7は揃いませんでした。

「クソっ!まじか・・・」

改めてBAR図柄を狙い揃えます。

しかし、ボーナスを引くことができました。

連チャンに期待すればよいのです。

キングパルサーはストックさえあれば7割くらい128ゲーム以内に連チャンします。

ストックがなかったり残りの3割の連チャン以外のゲーム数になることもありますが、そんなことは一切考えていませんでした。

「まぁ、連チャンするからいいか」

100枚ちょっとのコインが下皿にあるのを見て、心を落ち着けます

ネガティブなことはあえて考えず、ボーナスが終わるとすぐにMAXベットボタンを押しレバーを叩きました。

40ゲームが過ぎた頃、急に演出が騒がしくなります。

そしてドットに大きなカエルが3匹現れ、WINの文字。

「よしっ!次こそビッグ!!」

”左””中”と白7図柄をテンパイさせます。

しかし、またもや無情にもズルリと7図柄が盤面の外に滑っていきました。

「くっ・・・」

またもやレギュラーボーナスです。

連チャンはしましたが一向にコインは増えません。

「次こそは!」

短いボーナスゲームが終わり、すぐにレバーを叩きます。

「大丈夫だっ!大丈夫!!次こそ・・・」

そう思い、ぶん回すようにレバーを叩き、ストップボタンを押していきます。

気がつくと80ゲームを超え、下皿のコインはなくなり、残りはクレジットに入っているコインだけになっています。

「大丈夫っ128ゲームまでには来るっ!!」

この時、今日初めて体に緊張感が走りました。

128ゲームを超えたら、どこまでハマるかわかりません。

投資金額を考えると、これ以上の投資は、はるかに勝ちが遠ざかるのです。

ましてや大勝ちをしなければいけません。

このあと台を移動するにも、最低でも投資分は出したいところでした。

そして残りコインが10枚を切った時、ドットに演出が現れます。

ゲーム数は110ゲームでした。

持ちコインが底をつき、追加投資です。

神にも願う気持ちでこの演出が続くことを願います。

コインを入れ、すぐにレバーを叩きました。

「よし!2回目!」

ドットには2回目の演出が現れます。

キングパルサーは、5回演出が続くとボーナス確定です。

3回、4回と続けば”熱く”なっていきます。

3回目の演出を願いながら、レバーを叩きました。

握ったこぶしには大量の汗が吹き出しています。

「よしっ!」

3回目も演出クリアです。

基本3回続くとかなりボーナスの期待は高まります。

4回続けば、ガセる可能性はかなり低くなります。

仮に4回目の演出が来なくても、その数ゲーム後にボーナス確定ということもよくあるのです。

自分の中に緊張感と安心感が交互に現れ、脳の中がおかしくなりそうでした。

コインを3枚いれ、一呼吸おいてレバーにコブシを叩き込みます。

「来いっ!」

シーン・・・。

ドットには何もおきていません。

一瞬、気が遠くなりそうでしたが、まだあきらめることはないのです。

いきなり演出が起こりボーナス確定という可能性も残っています。

そしてその3ゲーム後・・・。

”くゴぉーっ”という大きな演出音と共に、3匹の大きいカエルがドットに表示され、WINの文字が現れました。

「ふぅ・・・」

3連チャン目・・・。

何とか、128ゲーム以内にボーナスを引けたことに安堵します。

まだまだ期待が持てるのです。

安堵したのも束の間もう一つの不安が頭をよぎります。

「つ、次こそ、ビッグボーナスで・・・」

コインを入れレバーを叩き、7図柄をテンパイさせます。

そして右リール。

ズルリ・・・。

またもやレギュラーボーナス。

3連チャン全てがレギュラーボーナスです。

コインは一向に増えません。

たしかに、連チャンはしていますし、次も連チャンしてビッグボーナスの可能性もあります。

しかし、ここで一気にテンションが下がるのを感じ、怒りにも似たコントロール出来ない気持ちが沸いてきます。

「なんで、レギュラーばっかなんだよっ!!」

ボーナスは引けているのに、コインが増えない・・・。

時間だけが過ぎていく。

このままでは、大勝ちはおろか、負けまで考えられます。

もちろん、ストックさえあれば、128ゲーム以内に次のボーナスを引ける可能性のほうが高いのです。

だけど、気持ちに渦巻くのはネガティブなことや嫌な予感ばかり・・・。

私は体の中にに、改めて黒い霧が流れてくるのを感じ、今日の朝、ミィがキッチンに立ち、私のおにぎりの具をつめながら言っていた一言を思い出します。

「まさくん、仕事忙しいのもわかるけど、今日は残業しないで帰り迎えにきてよ・・・」

「えっ!?どうした?なんで?」

「うん・・・。なんか嫌な感じがするのよ」

「あ、うん。なにもなければ迎えに行くけどさぁ・・・」

「あ、うん。ごめん・・・仕事忙しいからしょうがないもんね」

私は見透かされているようで、イライラしました。

その会話で”流れ”がさらによからぬ方向に向かった気持ちになり、気分が悪くなりました。

決して明るくない予感めいた気持ちが押し寄せてきます。

私は、今この場所にいることを後悔してきました。

しかし、連チャンストック機である台であるキングパルサー。

ボーナス直後に席を立つわけにはいきません。

しかし、私はうっすらと気付いていました。

こういう時、良い結果が訪れることはないでしょう。

嫌な予感は当たるものです・・・。

 

126話終了です。

 

あともう少し続きます。

127話↓

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