パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話

パチ依存症をこじらせて闇金から借金してた頃の話-127

投稿日:2020年12月28日 更新日:

合計投資金額2万3千円。やっと当てたボーナスもレギュラーボーナス・・・。一向に増えない下皿のコインの中、ネガティブな予感に包まれていました。

※この物語は半分フィクションですが出てくるエピソードは実際に体験したことです。
いやほとんど実話です。
名前や団体名、組織名等は仮名になってます。
読んでいて気分を害したりする場合がありますのでその辺をご了承の上ご覧下さい。

予感と現実

下皿の底が見えるほどのコインを見つめ、嫌な予感を必死で振り払おうとしていました。

「たのむっ連チャン来いっ、ビッグで!!」

しかし、思いは虚しくドットにWINの文字が現れることはありません。

それどころか、大当たりが期待できそうな演出は皆無でした。

「お、おい・・・たのむよ・・・」

「た、たのむって!!」

神にも祈る気持ちでレバーを叩き続けます。

ギャンブラーが神に祈る時、その結果は往々にして良い結果にはならないでしょう。

気がつくと下皿のコインもクレジットのコインも無くなっていました。

携帯電話を開き、時間見ると20時23分。

追加投資が始まっていきます。

ここからの記憶はありません・・・。

ただ、無心でサンドに吸い込まれる札を見つめ、代りに出てきたコインを投入しストップボタンを押すだけ。

気がつくと投資金額は4万円を超えています。

ゲーム数は1000ゲームに近づいていました。

絶対に勝たなければいけない勝負。

こんな時こそ打ってはいけないのです。

頭ではわかってました。

これまでの経験がフィードバックします。

心の中にある記憶の引き出しをどんなに探っても、良い結果は出てきません。

しかし、投資は止まらないのです。

”このまま止めてすぐに出されたら・・・”

”次こそ、ビッグボーナス・・・”

”連チャンすれば、投資分は取り戻せる・・・”

根拠のない、希望が私の動きを止めませんでした。

もう一人の自分がささやきます。

「もう無理だよ・・・」

遠くに聞こえるその声を聞いた2リールを止めた瞬間”ブルンっ”とリールがバウンドしました。

「っ!」

そして次ゲーム。

やっとの思いでたどり着いた”WIN”の文字。

「次こそっビッグで・・・お願い・・・」

ズル・・・。

第3リールは虚しく滑っていきます。

「マジカよ・・・」

レギュラーボーナス。

思わず、パネルに拳を打ちつけていました。

周りの視線が一斉に自分に向くの感じます。

それでも打ち続けるしかありません。

ストックだって貯まっているはずなのです。

閉店ギリギリまでわかりません。

・・・。

気だるい気持ちのまま、時間が過ぎていきました。

2度ほどビッグボーナスを引き、これからという時もテンションは上がらず、暗く沈んだ私の気持ちは、明るくなることはありません。

その気持ちと同様に、ドットの演出も暗いまま。

何時間か前に頭をよぎったミィの一言が、再び頭を駆け巡ります。

”今日は残業しないで帰り迎えにきてよ・・・”

そして嫌な予感も渦巻くのでした。

気付くと周りに客はほとんど残っていません。

遠くに見える大当たり中の客が一人打っているだけでした。

店員が近くにやってきます。

「お客様、あと5分で閉店です」

ゲーム数を見ると354ゲーム。

すでにビッグ一回以上のコインを飲ませている私は、店員にそう告げられてもその動きを止めることはできません。

「お客様、閉店です」

未練がましく、1ゲーム回し、清算ボタンを押します。

一瞬でドル箱に移せるコインの枚数を見て、押し寄せる絶望に打ちのめされそうになりました。

いったいいくら負けたのかわかりません。

わかっているのは、ミィのカードから勝手に引き出したお金を戻すはずだった思惑が、真逆の結果になったという現実だけでした。

やはり、嫌な予感は当たるものです。

そして、当たった予感はさらなるネガティブな現実を引き寄せます。

 

127話終了です。

 

あともう少し続きます。

128話↓

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